HIV検査の重要性について

日本でもなじみとなったHIVですが、ヒト免疫不全ウイルスの略になります。大きく分けてHIV1型と2型があってTリンパ球やマクロファージに感染するウイルスです。通常ならば免疫によってかからない病気にも感染してしまうこともあり、エイズ(後天性免疫不全症候群)を引き起こすこともあります。HIVは血液や精液などの他に膣分泌液、母乳にも含まれていて、「性的感染」「血液感染」「母子感染」が主な感染経路となります。その中でも性的感染が一番多く、男性間の性的接触で感染しやすいことは良く知られています。また、血液感染については、輸血や注射器・注射針の共用による麻薬の回し打ちなどによって感染することがあります。母子感染については、出産時の産道感染や母乳哺育による感染に胎内感染などが挙げられます。このHIVは感染初期から無症候期にエイズ発症期の経路をたどりますが、初期の段階ではインフルエンザのような症状はみられますが、数週間で改善することもあります。無症候期は数年から数十年間の潜伏期間があることもあります。このように、すぐにエイズの症状にならないことが多く、知らず知らずのうちに進展してしまうことが多い病気ですので、二次感染の可能性が大きい病気でもあります。そのために、感染が拡大してしまう恐れもありますので、何といっても早期発見が重要になります。現状でも30%の人はエイズが発症してからHIVに感染していたことが初めてわかる状態です。こうなってしまうと余命は2年か3年ほどになってしまいます。現在では発症を遅らせることは可能になりましたが、完全に排除できる治療法は確認されていません。このような理由により、もし自分が性交渉をしてから体の異変を感じた場合には、定期的にHIV 検査をすることが何よりも重要になります。


HIV検査をする時の心構え

HIVとは、後天性免疫不全症候群の略称であり、感染すると免疫機能が低下し、死に至る可能性のある病気です。初期感染は2から4週間でインフルエンザのような症状が現れます。その症状は数日から10週間程度で軽くなり、その後無症状状態に入るため感染に非常に気づきにくいです。主な感染経路は、母子感染、血液感染、性的感染の3つです。コンドームを使用せずに性行為をした場合など、HIVに感染したかもしれないと思ったらHIV検査を受けましょう。ただし、HIVウイルスに感染すると出る抗体を血中で確認できるまでには4週間から8週間かかりますので、すぐに検査できるわけではありません。HIV検査はほとんどの自治体の保健所で、無料、匿名で受けられます。検査方法は血液採取によるもので、感染していることを確定させるまでには2段階の検査が必要です。まず1段階目の検査として、スクリーニング検査を受けます。この検査は陽性の方(感染者)を見逃してはいけないという目的を持った検査のため、感染の不安の要因の日から3か月後にスクリーニング検査を受けて陰性であれば、まず感染はないといえます。この3か月という期間は国のガイドラインでも推奨されていますが、最短4週間後からでも陽性の場合この検査で陽性と出る可能性があるので、不安な方は早めに検査を受けてもいいでしょう。もしスクリーニング検査で陽性が出たら、確認検査を受けることになります。ここでも陽性が出た場合、感染が確定されます。ただ、HIVはすぐに進行する病気ではないので、HIV専門の医療機関で病気の進行具合などにより治療を進めていくことになるようです。今の医療技術は進歩しているので、HIVは昔のように治らない病気ではなくなってきています。

HIV検査は病院に行かなくてもできる?

HIV検査を受けることができる方法は3つあります。一つは病院へ行き検査を受ける方法です。男性の場合は泌尿器科で、女性の場合は婦人科で受けることができます。また専門の性感染症科がある病院ではそこが担当の科になります。病院で検査を受ける時の注意点ですが、小さな病院では専門の医師や設備がないこともあり、また陽性だった時の治療方針や個人情報の保護等がしっかりしていない可能性もあるので、できれば大きな病院のほうが安心です。次に全国各地にある保健所で検査を受けることも可能です。病院とは大きな違いは、まず無料で検査を受けることができるということです。そして住所や氏名も言わなくてもいい、完全に匿名での検査を受けられます。またどこの保健所でも受けることが可能です。つまり自分が住んでいる市町村ではなくても、離れた場所の保健所でも匿名で検査することができるのです。そして自宅で自分で検査をすることもできます。郵送検査と呼ばれるもので、検査キットを購入して血液等を自分で採取して検査会社に郵送するというやり方です。検査会社によって多少対応等が違う可能性もありますが、数週間程度で結果がわかるようになっています。HIV検査にかかる費用は、保健所の場合は無料で、自宅でできる検査キットを利用すると検査会社によって変わってきますが数千円程度の費用がかかります。病院でHIV検査を受けるのなら、保険の適用外になりますので数千円から数万円まで検査の内容や病院によって変わってきます。HIV検査は即日検査ならばその日のうちに結果を知ることが可能です。さらに詳しく検査をする場合には数週間かかることもあります。保健所ならば無料で検査できるので、心配な時は匿名でHIV検査を受けましょう。

◆HIVの検査も大切ですが、他の性器に関する病気も検査して治療しましょう
カンジダ
◆HIV検査の結果が陽性で、その後にヘルペスウイルスに感染した場合はアシクロビル配合のお薬を服用しましょう
アシクロビルでウィルスの増殖を阻止